レンガのある風景

先日、世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」に、静岡県からただ一つ選ばれた韮山反射炉(伊豆の国市)。

1853年のペリー来航を受け、江戸幕府が江戸湾を防備する目的でつくった大砲を鋳造するための鉄や青銅を精錬した溶解炉。

54年に着工、57年に完成。炉は全部で4つあり、煙突を合わせた高さは15.7メートル。稼働したのは7年間。

4本の煙突が空に向かってそびえ、鉄骨に支えられた韮山反射炉に目を凝らすと、表面のレンガは虫食いのようにデコボコしています。

国内で唯一、完全な形で現存する実用炉だが、160年の間に雨風で削られ、レンガ自体が抜け落ちた部分もあります。

レンガが痛む原因は、西欧と違って雨が多い日本の気候。

幕末に試行錯誤でつくったことで焼きが足りなかったとの推測もあります。
21b558a1fae47e2d89b6a915d2d167221
「完成当時、漆喰が塗られていて白亜の塔だった」らしい。湿気からレンガを守る日本独自の方法という。

でもレンガこその味わいが、漆喰を塗ってしまうことで隠れてしまうのはもったいない気がします。

レンガは誰もが手に握ることができる大きさで、そのサイズは地球上にレンガが発祥して数千年来ほとんど変わっていません。

間違いなくレンガも歳を取っていきますが、人間より遥かに長寿命といっていいと思います。
renga1
古いレンガは、経年劣化による汚れやくすみで、新築当時の体裁は成しえませんが、レンガらしい重厚感のある趣、風格を醸し出していきます。

その時間がつくりだした味わいこそが、人々に安心感と温もりを与えてくれます。

レンガという素材は、自然が手を加えて変化させる魅力ある素材だからこそ、身近でもっと使ってみたい素材ですね。

例えば自宅の庭に、花壇をつくってみたり、バーベキュー炉をつくってみたり・・・

レンガを暮らしに取り入れること、素敵だと思います。
○●○●●○ まろうど浜松店 ○○●○●○
431-1114 静岡県浜松市西区佐浜町5431
TEL
053-482-8820 / FAX053-485-8821
営業時間:10:0017:00 / 定休日:毎週水曜日

まろうど 本田
お問い合わせはこちら

印刷用ページはこちら